神経・感覚・精神・脳外科

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神経・感覚・精神・脳外科

浸透圧性利尿薬の使い分け 心不全には使わない?

2019/10/16  

★急に脳圧を下げたい時はマンニトール使ってもよい。 ◎普通、心不全には使わない。脳圧低下させる。 ■マンニトール・吸収されない糖⇒血管内浸透圧上昇し、間質から血管内に水を引く⇒体内で代謝されない =完全に腎排泄⇒近位尿細管、ヘンレのループにてNaと水の再吸収を抑制 ・投与後40〜50分後に脳圧は最低 ...

内分泌・糖尿病 神経・感覚・精神・脳外科

ビタミンB1欠乏で神経障害、心不全(脚気)、Wernicke脳症となる機序

2021/9/8  

★クエン酸回路関連で神経障害、血管拡張により心不全をきたす。ビタミンB1欠乏による様々な疾患。 具体的には神経障害、ウェルニッケ脳症、心不全、代謝性アシドーシスなどがあります。 現象としては有名ですが、その機序は少し複雑です。 理解には、生化学の理解が必要です。 ■「ビタミンB1欠乏→代謝性アシドー ...

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神経・感覚・精神・脳外科 薬剤

不穏の病態、せん妄との違い

2019/1/17  

★はっきりと区別できない。◎定義を知っておきましょう。 自信がもてる! せん妄診療はじめの一歩~誰も教えてくれなかった対応と処方のコツ  よくまとまっています。 ■せん妄と不穏●せん妄(delirium)・以下4つの特徴を呈する状態です。①意識障害、集中できなくなる②認知症で説明のつかない認知機能障 ...

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神経・感覚・精神・脳外科

ミトコンドリア脳筋症ではなぜ脳と筋が影響されるか:酸化的リン酸化の概要

2018/10/11  

★ミトコンドリアの異常=ATP産生の異常。 ◎ミトコンドリア脳筋症は、時々出会います。なぜ脳と筋肉が影響されるのか、気になりました。すると、酸化的リン酸化に関わる、なかなか複雑な話でした。 イラストレイテッド生化学 原書6版 (リッピンコットシリーズ)  リッピンコットにお世話になりました。 ■ミト ...

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神経・感覚・精神・脳外科 薬剤

酔い止め薬の作用機序

2018/7/9  

◎意外に知られていない、酔い止め薬の作用機序。★トラベルミンは、ジフェンヒドラミンとジプロフィリンの合剤。 【第2類医薬品】トラベルミン(6粒)【トラベルミン】 ★アネロンは、マレイン酸フェニラミン、スコポラミン、ビタミンB6、無水カフェイン、アミノ安息香酸エチルの合剤。 【第(2)類医薬品】アネロ ...

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救急・外傷 神経・感覚・精神・脳外科

アルコール飲んだ後に筋肉痛起きることありますか

2018/7/5  

★急性アルコール性筋症という. ◎私は時々おきますが、その機序を調べました。 FCバルセロナ優勝キャンペーン飛露喜(ひろき)純米大吟醸 720ml 【福島県/廣木酒造】長寿祝い 還暦 古希 米寿御祝 内祝 記念日ギフト就職・昇進・退職祝弔事の御供父の日ギフト 福島で出会った飛露喜はめちゃくちゃ美味し ...

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神経・感覚・精神・脳外科 膠原・アレルギー

レイノー現象の対応

2018/5/14  

★生活指導と理学療法がメイン。 ◎外来をしていると、膠原病科でなくともレイノー現象はよく経験します。割と生活で困る人も多いです。正しい対応を調べました。 ■レイノー現象に対する診断アプローチ●レイノー現象とは・冷感やストレスの刺激で血管が攣縮し、指先の色が白くなり痛みを伴う症候。⇨基本的には交感神経 ...

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神経・感覚・精神・脳外科

歯ぎしりの医学的意義

2017/7/31  

★ほとんどはストレスや不安が原因。◎歯ぎしりは時々みますが、病的意義は何なのでしょう。■歯ぎしりとは●ブラキシズムといい、顎収縮により歯をギリギリ、もしくはカチカチすること。 …もっとも頻度が高いのは睡眠中である。 ⇒成人の8-10%程度に認められる。小児はもっと多い。 ■機序●睡眠中のmicroa ...

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神経・感覚・精神・脳外科

寝ている時に急にピクッとなる現象

2017/5/29  

★生理的ミオクローヌスの一つで、ジャーキングと言われ、無害な現象。◎寝ている時によくビクってなりますが、なんなのでしょう。 ■生理的ミオクローヌス(ジャーキング)●単純な睡眠関連行動の一つ。・どの年齢でも生じうる、良性の現象。・睡眠不足や、カフェインなどのstimulant摂取と関連がある場合もある ...

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神経・感覚・精神・脳外科

血液脳関門(BBB; blood brain barrier)とは具体的に何か

2016/10/31  

★基本的には、内皮細胞間のタイトジャンクションと細胞の特殊機能。 ◎血液脳関門(脳血管関門)は、脳の神経細胞を有害物質から守るために大事です。もとは染料を動物の脊柱に入れても、末梢組織が染色されなかったことが発見のきっかけでした。バリアとは、具体的には何なのでしょう? ■Blood Brain Ba ...