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アンモニアとてんかんとバルプロ酸の関係
2014/5/11
★抗てんかん薬のバルプロ酸投与により、高アンモニア血症・けいれん生じうる。 ■バルプロ酸⇒てんかん抑制①GABAトランスアミナーゼ阻害 ⇒GABA代謝を阻害 ⇒シナプス前GABA濃度↑②グルタミン酸デカルボキシラーゼ活性化 ⇒GABA合成↑ ●以上よりGABA作用↑⇒電位依存性Naチャネルを抑制⇒神 ...
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くも膜下出血は必ず動脈瘤が原因か.
2014/2/20
★SAHの内,80%しか動脈瘤が原因でない.■SAH・SAHの内,20%程度は動脈瘤が見つからない⇒非動脈瘤性クモ膜下出血⇒この原因は, ①非動脈瘤性中脳周囲SAH:2/3を占める ②同定されない動脈瘤,血管奇形, 頭蓋内動脈解離,大脳静脈塞栓, 外傷,鎌状赤血球症,出血素因, ...
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反射性失神の仕組み
2014/2/7
★だいたい血管迷走神経反射.■迷走神経反射●感覚刺激⇒迷走神経上行路,疼痛刺激伝導路,中枢神経入力路(視覚など)⇒孤束核を刺激⇒副交感神経賦活化:心抑制反射:除脈,A-systole,房室ブロック 交感神経抑制:血管拡張反射:低血圧 ■Bezold-Jarisch反射●交感神経刺激による血管内圧↑ ...
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スルピリド:ドパミン遮断効果があるのに,うつに効く?
2013/12/1
★ドーパミン受容体遮断による色々効果. ■スルピリド(ドグマチール)の用量・150mg⇒消化性潰瘍,便秘・300mg⇒うつ病・600mg⇒統合失調症 ■スルピリドの作用機序○D2受容体遮断薬である①消化管への作用・末梢でD2受容体遮断⇒アセチルコリン(Ach)遊離↑⇒腸管でのAch濃度↑⇒腸管運動↑ ...
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ラクナ梗塞、BADとは
2013/11/5
★高血圧が遷延し,内膜肥厚したことによる脳梗塞. ■ラクナ梗塞・穿通枝、小動脈の散在性閉塞のこと●メカニズム①穿通動脈(3-7mm)の脂肪硝子変性 ⇒穿通動脈:脳幹や脳の深部灰白質に栄養する②穿通動脈基部の動脈硬化,肥厚 …中大脳動脈幹,ウィリスの動脈輪,脳底動脈,椎骨動脈※この2つは病理学的に証明 ...
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髄膜炎-入り道は?髄膜刺激症状の原理と有用性は?
2013/10/7
★鼻から.結構使える.■髄膜炎の病態・鼻咽腔上皮に付着しコロニー形成⇒①膜結合性の小胞 ⇒上皮細胞を通過 ⇒血管内腔へ⇒②tight junctionを分離 ⇒血管内腔へ・血流内では,多糖類被膜により貪食を回避⇒脈絡叢上皮に感染⇒髄液腔へ ※肺炎球菌は脳の毛細血管内皮に付着 ⇒細胞を通過 or ...
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一次性頭痛の違い ★病歴,機序,治療
2013/10/3
★機序がわかりつつある. 1.片頭痛有病率:8%病歴・家族歴ある若年女性・前兆あり:部分的な閃輝暗点(明るくなって見えない) 半側視野欠損→半側視野の閃輝暗点・片側が多い・悪心,嘔吐あり・12時間程度持続・NSAIDsは効いたり効かなかったり機序・誘因⇒神経ペプチド放出(Su ...
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関連痛のメカニズム
2021/12/2
★神経が近い,は説明になってない. 関連痛(連関痛)という現象自体は有名ですが、その機序の説明として「神経が近いから」というのは正確ではありません。 神経解剖の知識が少し必要です。 ■関連痛(連関痛)の機序 ●知覚神経(一次ニューロン) ⇒脊髄の後ろから入る ⇒後角の細胞に伝達 ⇒二次ニューロンとな ...
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高血圧で頭痛を来す機序
2021/11/28
★諸説あります。 血圧が上がって頭痛を来すことはよくありますが、その生理学的機序の説明です。 脳浮腫、血管拡張、実は片頭痛、というのが説明になります。 1.脳浮腫による ●高血圧性脳症では頭痛が起きます。その機序は・・・ ・ちょっとした血圧↑⇒組織内への血流増加を血管収縮で対応する⇒血圧が上がりすぎ ...
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めまい⇒重曹(メイロン)効くか?
2022/1/5
★作用機序はあるが,エビデンスはない. BPPVに対する日本独自の治療です.自分は使いません。 めまい⇒重曹(メイロン)の作用機序 (動物実験による仮説です) 炭酸水素Na(メイロン)静注により: ①血中HCO3濃度↑ ⇒代謝されCO2濃度↑ ⇒血管拡張 ②血中Na濃度↑ ⇒血漿浸透圧↑ ⇒これらの ...