内分泌・糖尿病

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内分泌・糖尿病

ビタミンC欠乏により壊血病となる機序:ビタミンCの生理的意義

2018/11/12  

★コラーゲンは産生されるが,架橋できない=もろくなる! ◎機序まで理解している臨床家は尊敬されます。 DHC ビタミンC 60日分 120粒【イチオシ】【stamp_cp】【stamp_004】 ■ビタミンCの作用①プロリン水酸化,リシン水酸化の補酵素・これらはコラーゲン合成で必要なステップ=無いと ...

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内分泌・糖尿病

悪液質って何か.

2018/10/4  

★栄養状態が悪く,代謝障害が起きている状態. ※もともとは栄養不良により衰弱した状態を指していました⇒しかし複雑で,管理による修飾を受けるため,統一見解が出来なかったのです⇒2007年,2011年に定義付けられた が、悪液質とは〇〇だ、と言える定義はありません。 終末期医療のエビデンス ɛ ...

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内分泌・糖尿病 薬剤

造影剤使用+メトホルミンで乳酸アシドーシスとなる機序

2018/9/17  

★造影CTの時は相対禁忌.◎緊急の場合、特に急性心筋梗塞の場合はリスクベネフィットを勘案して造影剤を使いますが、何か起きることはほとんどありません。機序は生化学です。 超実践知っておきたい造影剤の副作用ハンドブック改訂版 [ 桑鶴良平 ] ■ピグアナイド系降血糖薬、造影剤との関連・ビグアナイド系(メ ...

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内分泌・糖尿病 薬剤

β遮断薬中毒にグルカゴン、多発性嚢胞腎にサムスカの作用機序 ★cyclic AMPの経路に関する薬物まとめ

2018/7/12  

★違う経路でアデニル酸シクラーゼ系の不活性化に拮抗するため。 ◎救急では稀ですが重要な事項です。しかし、その機序の理解は少々複雑。グルカゴンもベータ遮断薬もcyclic AMPに作用する事が共通しています。 イラストレイテッド生化学 原書6版 (リッピンコットシリーズ)  ↑このまとめは秀逸ですが、 ...

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内分泌・糖尿病

糖尿病患者がケトアシドーシスとなるか、高浸透圧性昏睡となるか

2018/7/2  

★HHSでDKAが生じない機序は定かでない。 ◎臨床的にはどちらも輸液+インスリン。DKAでは尿ケトン体+代謝性アシドーシスが認められ、血糖はHHSの方が高めです。 ■糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)●病態インスリン欠乏+インスリン拮抗ホルモン(カウンターホルモン)過剰⇒糖をエネルギー源として使え ...

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内分泌・糖尿病 電解質異常

SIADHで尿量が変わらない理由

2018/5/28  

★代償機構により、体内での水の分布の異常となる。 ◎SIADHは医学生にはなかなか理解しづらい疾患です(自分はそうでした)。ADHの異常産生という病態で、体内の他の代償機構は正常であることを理解すると当然です。 ■SIADHの病態●下垂体からADH(抗利尿ホルモン、バソプレシン)がですぎる⇒腎臓の集 ...

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内分泌・糖尿病 電解質異常

低カルシウム血症によりテタニー、血圧低下を来す機序

2018/5/21  

★心筋収縮力低下、神経の易刺激性が原因。 ◎テタニーはよくみますが、Ca低値により血圧低下を来す事は臨床上あまり経験ありません。 ■低血圧★心筋収縮力の低下によります。 ●一般的な心筋収縮の活動①脱分極=収縮・(細胞内に)Na流入(電位依存性Naチャネル)②プラトー・Ca流入(電位依存性Caチャネル ...

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内分泌・糖尿病 電解質異常

神経因性食思不振症による電解質とホルモンの変化について

2018/4/19  

★低カリウム血症、GH高値、TSH高値を理解する。 ◎基本的にはどんな項目・検査値も低下する疾患ですが、フィードバックによりGHとTSHは高値となります。USMLEに頻出。 ■摂取不足●ものを食べない=塩もとらない⇒NaCl摂取↓=脱水(水分摂取が少ない事も寄与)⇒レニンーアンギオテンシンーアルドス ...

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内分泌・糖尿病

アンドロゲンとテストステロンの違い

2018/3/26  

★紛らわしいですが、アンドロゲンは3種あり,その内の1つがテストステロンです。 なぜ一流の男は精力が強いのか? 男性ホルモン力を上げれば人生が変わる ●アンドロゲン=男性ホルモン の種類①デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)・副腎皮質網状層で産生。⇒血中では主にDHEA-S(塩酸塩)として存在。 ...

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内分泌・糖尿病

高トリグリセリド血症を治療する意義

2016/7/11  

★基本はCVリスクの管理。 ■中等度の高TG血症(150~1000mg/dl)●まずは生活指導 …減量、有酸素運動、砂糖避ける、血糖コントロール、節酒、他の冠疾患リスクコントロール⇒持続するようなら、心血管リスクを減じるため、スタチンを開始※スタチンはTG低下に最も良い薬剤ではないが、心血管リスクを ...