-
GFR, RPF, FFの関係と、薬剤の影響
2014/9/6
★NSIADsでFFは変化しない。■定義●GRR(glomerular filtration rate, 糸球体濾過量)・糸球体細動脈(G)からボウマン嚢(B)へ濾過された量⇒GFR = 定数 × {(Gの静水圧 − Bの静水圧) − (Gの浸透圧 − Bの浸透圧)} ※濾過されるため、Bの浸透圧は ...
-
小児で便秘⇒尿路感染症
2014/6/15
★排尿筋と尿道括約筋の協調不全による。※完全にはわかっていない ●排便異常を伴う排尿・膀胱異常…dysfunctional elimination syndrome, bowel bladder dysfunction ①直腸圧↑⇒膀胱後壁への圧力↑⇒排尿筋が過活動⇒排尿筋と尿道括約筋の協 ...
-
ネフローゼ症候群⇒高TG、コレステロール血症
2014/6/14
★詳細な機序は不明。 ■ネフローゼ症候群⇒脂質↑①産生↑・血漿膠質浸透圧↓⇒肝細胞でアポプロテインB転写↑ …この機序は不明。単純な代償ではない(膠質浸透圧を上昇させるには分子量が大きすぎるため) アルブミンやデキストランで浸透圧を上げると、転写下がる ②代謝↓・脂肪代謝:VLDL→IDL→LDL ...
-
ACE阻害薬⇒血管拡張:輸出細動脈>輸入細動脈?
2014/6/4
★アンギオテンシンⅡ作用の拮抗。 ■アンギオテンシンⅡの作用○輸入細動脈も輸出細動脈も収縮させるが、輸出細動脈収縮の作用が大きい…①輸出細動脈の方が径が小さい ⇒収縮による血管抵抗↑作用が大きい ②輸入細動脈からNO放出される ⇒輸入細動脈の収縮が緩和される ③輸入細動脈でAT-Ⅱ受容体が刺 ...
-
高Na血症の治療は、結局5%グルコースか
2014/4/5
★結局5%グルコース。 ■ナトリウム濃度の決定・[Na]=(Nae+Ke)÷体内総水分量 参照:http://blog.livedoor.jp/megikaya/archives/37084374.html ■治療・自由水の補給 ⇒経口水分摂取,5%グルコースで補正する・原疾患(高血糖,尿崩症,感染 ...
-
高Na血症の原因
2014/3/21
★NaかKの喪失による。 ■血清ナトリウム濃度はどう決まるか・まず,血漿浸透圧≒2×[Na] である ※2倍してあるのは、Na+と同じmol数だけ陰イオンがあり、陽・陰イオンの総数で浸透圧が決まるため・また,血漿浸透圧=体内の全溶質÷体内総水分量 である ・体内の全溶質=細胞外溶質(細胞外Na塩)+ ...
-
ループとサイアザイドの違い
2014/1/2
★利尿作用が全然違う. 1.ループ利尿薬・ヘンレのループの太い上行脚に作用 …Na/K/2Cl共輸送体をブロック⇒電解質の濃い尿が集合管へ⇒①浸透圧高い ⇒アクアポリンによるfree waterの再吸収↓ ②対向流増幅系を阻害 =集合管とヘンレのループ下行脚(両者とも髄質)でのfree wat ...
-
腎不全⇒PTH↑
2013/12/25
★リン貯留が最も重要. 1.リンの貯留・GFR低下⇒リンの再吸収↑⇒リン貯留・血清P濃度↑より, ①低Ca血症 ②活性化ビタミンDの産生・活動性↓ ③PTH遺伝子発現↑⇒PTH↑2.フリーのCaイオン濃度↓・P濃度↑,活性化ビタミンD↓,PTHの骨への作用↓よりCa濃度↓・副甲状腺の主細胞:膜受容体 ...
-
輸液の速さ
2013/12/2
★なんとなく原則を知っておくと良いかも. ■重要な点・出血性ショック,糖尿病性ケトアシドーシスなどは,急速に補液する必要がある⇒現場ではボーラス投与とする・高張食塩水,グルコース投与の時は,ある程度遅くする必要がある⇒①高張食塩水:100ml/h以下で ②glucose:0.5g/kg/h以下で ...